
便秘は最も一般的な消化器症状のひとつですが、適切な治療が行われていないことが意外と多い疾患です。教科書的には4日以上便通のない状態を便秘とよびます。市販の便秘薬の多くはセンナ成分を主体に構成されており、腸刺激性があるため服用後に腹痛を起こすこと少なくありません。また刺激性のために長期服用の結果、徐々に効かなくなり、必要な薬の量が増えてしまうこともあります。
便秘の治療には刺激性の少ない薬の処方と食物繊維の適切な摂取で多くの症例が改善しますマグネシウム製剤は副作用が殆んどありません。これらの治療でどうしても良好な便通が得られない場合には食物繊維の一種であるオオバコやイサゴール®を治療に用いる場合もあります。これらの副作用が少ない治療法を単独、もしくは組み合わせて用いることで殆んどのケースで便秘は解決します。それでも便秘が頑固な場合には軽い刺激性の下剤(ラキソベロン®)を用います。
昨今、様々な民間療法や、健康食品による便通改善のノウハウが氾濫しておりますが、その多くは商品の購買を求めるための広告文章であることが多く見受けられます。医師に相談することが恥ずかしく感じられる女性心理をついてのビジネスとは思いますが、勇気を持って一度医師にご相談ください。医師は医学的な根拠に基づいた処方を行います。